郷の湯旅館 6/10

郷の湯旅館 露天

平日湯めぐりのパート2は,長湯温泉の『郷の湯旅館』。久住方面から長湯へ向うと,長湯の入り口付近にある。ここへ訪れたのは,『湯の花が湯葉のように膜を造っている』との口コミ情報を得たため。入浴に来た旨申し出,料金を支払うと,浴室まで案内してくれた。途中,源泉掛け流しであることや,沸かしたり加水したりもしていないことなど話してくれ,湯へのこだわりをうかがい知る事ができた。
期待が高まったところで,脱衣所へ到着。本日の男性浴室は『薬師温泉』。パッと素っ裸になり浴室へ。湯の花の膜は・・・ない!チョットがっかりしたが,掛かり湯をしてチャップン♪ん?なんだか変だ。浴槽が柔らかいのである。正確に表現すると,浴槽に付着している析出物が柔らかい。新鮮な析出物?底には,砂のような成分が溜まっていた。
さっ,露天へ移動。完全には湯が溜まっていない。しかし,よく見ると,表面には湯の花がプカプカ♪まだ膜といった感じじゃないが,一面湯の花である。なんだか幸せになりニタニタしてしまった。しばし浸かっていると,湯の花がだんだん大きな塊に結合していく。恐る恐る触ってみるとパリンと割れて,沈んでいった。より大きな塊になるとまさに膜となるのであろう。不思議な体験であった。
湯は黄色っぽい湯で,匂いはあまりしない。味も薄いが,湯の花を見たせいか,粉っぽく感じた。成分が濃いのかな?